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山笠鉦卸し


氏子が祭り(宇原神社例大祭)の最初に行う清め行事です。

次第

■  山笠鉦卸し  午前0時

内容

かつては旧暦8月1日の早朝(※現在は9月中旬)、日付が変わってから(午前0時)、町内14区の氏子達が大幣を先頭に提灯を持ち、鉦を叩いて海(井場川、或いは殿川などの川尻の海)に向かい生えてある「葦(あし)」を抜き、それを汐に浸して宇原神社に詣で、宮を三回右廻りに廻って神前に捧げます。また大幣も一緒に神職に渡し祈祷します。それから一挺の提灯を神社に置き、大幣をいただいて各区に戻ります。

「葦(あし)」

なぜ「葦(あし)」を使うのか。
葦はただの草ではなく、「豊葦原の瑞穂の国」と日本国の美称が取り入れられた葦。
葦は呼び名が「アシ」と「ヨシ」の二つあり、正式には「アシ」が「悪し」と通じるというので「ヨシ」と呼ぶようになりました。しかし、人間の「足」はそう呼びません。よって、葦は人間の一部より神聖なものであると考えられています。
鉦卸しの際、葦を摘み汐に浸し、神前に捧げるという行為は、自分の分身を汐で清め、神に清めたことを伝えて祭りに臨むという意味があります。
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